帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?

帯状疱疹は、身体の神経の付け根に潜んでいたヘルペスウィルスの一種、水痘・帯状疱疹ウィルスによって起こります。
水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。

症状

片側の1本の神経支配領域に沿ってできます。
神経痛様疼痛が生じ、続いて赤い皮疹と小さな水ぶくれが出てきます。

痛みの強さは、激しいものから軽いものまで様々で、稀に全く痛みを伴わない人もいます。
痛みでなく、痒みを伴うこともあります。

一部の症例では皮疹治癒後も頑固な痛みが残存する場合があり帯状疱疹後神経痛といいます。
帯状疱疹後神経痛は神経の損傷によるものです。帯状疱疹後神経痛が残った場合は、ペインクリニックなどでの専門的な治療が必要になる場合があります。

合併症

一般的な合併症として発熱や頭痛がみられることがあります。また顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎などを起こすことがあります。
その他の合併症として、稀に耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などが生じることがあります。

発症年齢

60歳代を中心に50歳代~70歳代に多くみられる病気ですが、過労やストレスが引き金になり若い人に発症することも珍しくありません。
稀に小児の発症を経験することもあります。

症例:小児の帯状疱疹
小児の帯状疱疹

治療

抗ウイルス剤(バルトレックス・ファムビル)
ウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどを和らげ、治るまでの期間を短縮します。
更に、合併症や後遺症(帯状疱疹後神経痛)を抑えることも期待されます。

メチコバール(ビタミンB12)
神経にいいビタミンといわれています。
痛みが取れるまで続けます。

ロキソニン、カロナールなどの消炎鎮痛薬
我慢ができない痛みがある場合は必要に応じて処方します。
胃に負担がかかるので胃薬を併用していただきます。

人にうつるか?

帯状疱疹は、他の人に帯状疱疹としてうつることはありません。
帯状疱疹の患者さんから、水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのない乳幼児などに水疱瘡としてうつることがあります。